世界文庫アカデミー
 

Special issue 11

鼎談 : 世界文庫アカデミー2期生の4人 × 校長・古賀 鈴鳴 後編

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世界文庫アカデミー( 以下、セカアカ )には、毎年、A~Dの、4つのクラスが存在します。
2019年 に卒業した2期生の、「 癒し系のクラス 」として校長・古賀が呼んでいたのが特徴だった、Bクラスの生徒と古賀の5人で、鼎談をしたら、この学校のことや、和気藹々とした雰囲気が、もっと、みなさんにも伝わり。特に今後、入学を考えている方たちにも、参考になるのではないかと思い、ある日の午後、京都の街中に集まってもらいました。


後編、始まります。

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( 写真 左から : 笑う花、ユキヤナギ商會、古賀鈴鳴、海ドリハンコ店、たびとほん )


本当に劇的に生活が変わりました


古賀 「 海ドリ 」さんはどうですか? もし近くのママ友さんがね「 海ドリさんが学校に通って楽しそうにしていたのが、私気になっているんだけど、私がもし通ったらどうなるんだろう? 」って相談してこられたら。どう答えますか?

海ドリ よく思うのは。セカアカに通う前は、毎週末に子どもをどこかに遊びに行かせようとか思う時って、でも結局疲れるしで、行かなかったりとかなにもしなかったりとかも多かったんですよ。
でも、今は、毎週末魅力的なイヴェントがありすぎて困っていて。ありすぎて、行けへん!みたいな。笑 みんなセカアカの知り合いがやってるイヴェントとかで。

古賀 イヴェント・バブルが。

海ドリ イヴェント・バブルが! 忙しい。バンバン予定が埋まっていく。笑 来月もぎっしりやん、みたいな。

たび 気づいたら一瞬で埋まりますよね。

海ドリ 一瞬で埋まってる。

たび えっ、もう埋まってる・・・旅行にはいつ行けるのか、みたいな。

海ドリ 本当にぎっしりで。

※2期生「 ミュージカンド 」さん主催の、「 いきもののようなものとオープンマイク 」。親子でリトミックをしたり、みんなでわいわいごはんを食べたり、詩や歌や楽器でパフォーマンスしたり。セカアカ生も多勢で協力・参加した。



古賀 たしかに、セカアカで、みんな色々なイヴェントを、次々、企画してくれて。

海ドリ で、子連れで行ってもみんな知ってくれているし。お客さんとしてもだけど、むしろ仲間として受け入れてもらえる場所がたくさんできたから。自分も出る側、主催側でイヴェントに参加させていただくことも、ほんと増えたので。
本当に劇的に生活は変わりました。

古賀 ワクワクな方に?

海ドリ はい。もし独身だったらもう少し自由に動けそうだったり子連れだったらちょっとひるむところを・・・でも行こう!予定に入れよう、と、思えるイヴェントが増えて。もうセカアカに通う前とは、全然、日々の輝きが違うなと思います。

古賀 じゃあ、ママ友の「 もうずっと、毎日しんどいな・・・ 」って思ってらっしゃるようなお母さんこそ、セカアカに通ったらいいと思う?

海ドリ ほんとそうです ! なんか、「 自分でやりたいこともあるけど、気持ちも全然追いつかないわ 」と思っている人がいたら。セカアカに通ったら、子どもに対する気持ちとかも全然変わってくるから、日々も輝いてくるし。

古賀 たしかにね、自分が充実していたら、きっと、子どもさんとかに対する愛情も。

海ドリ そう、自分も好きにやらせてもらってるし、この子にもちゃんとしてあげようって。すごく心のバランスが取れてくるんです。

古賀 自分が充実していたらそうなるね。あと、子どもさんも、結構敏感に感じているんじゃないのかな。「 うちのお母さん、学校通い出してから最近楽しそうだな 」とか。

海ドリ そう思います。本当に。だからお母さんっていう立場の人がセカアカに来るのは、単純にいいと思います。私だけじゃなく、セカアカのお母さん生徒のみなさん、みんな楽しそうでしたし。

古賀 そうだよね。毎日楽しそうにしてくれている方が。おそらく良い気がする。お子さんにとっても。お父さんにとっても。家庭にとってもね。

※イヴェント時の厨房風景。2期生の台所役だった、料理家のミミさんを、セカアカ生、6〜7人でサポートしている様子。
みんな、ものすごく真剣に当たり前のように「 自分ごと化 」して手伝います。



海ドリ そう、だからすごく良かった。セカアカおすすめしますね。おりえさんも言っていたけれど、完全に( やりたいことが )決まっているのもいいけど、迷っている人が来るのもいいのかなって。それは、吸収がすごいある気がするし。

たび 全部に興味をもてるから。

海ドリ そうそう、先生がいいとか、授業だけでもなくて、すべて、全部吸収できる。

たび 頭パンクする。笑

一同 ( 笑 )

海ドリ そうそう、スポンジのように。笑 吸収も追いつかないかもしれない。笑 授業も、なにも、セカアカのすべてがいいって思えたから。

※授業がない日も、生徒がワークショップを開いて、それにみんな参加したりして。これは、かなさんの「 ポップアップカード 」を、みんなで習って制作しているところ。




周りが勝手に、私を形作ってってくれる


古賀 みんながみんな「 私、これを絶対やりたいんです ! 」というテンションで入学してこなくてもみんな楽しい、みたいなね。とにかく、僕が身近で見てて、みんなの顔がどんどん良くなっていく、ピカピカになっていくのが、セカアカのいいところかな。

海ドリ 周りが勝手に、私を形作ってっていってくれるというか。

古賀 ヒントをくれる?

たび そうそう。

海ドリ だから、なにかにはたどり着く。誰かがなにかに、誘ってくれるはず。

古賀 たしかにね。「 〇〇さんは、こんなの作ったらいいんじゃないか? 」とか。
授業中の先生たちとのやりとりでも、ちょっと作ってみたんですけど・・・くらいのノリでも。「 それすごくいいから、もっと作ってみたら 」とか褒められて、関係なかったそっちの道に進み出した人も何人もいます。

ユキ Aクラスの、タイシローさんとか気付いたら、カレー屋さんになっていて。さらに、宿の主人にもなってたりして、びっくりした。笑 最初は粘土で、像やオブジェを作っていたのに。

古賀 最初、面談でも、なにやりたいのか自分でもよくわかんないって言ってたんだよ。言ってることもコロコロ変わるし、彼は、実に支離滅裂だった。笑 でも、クラスメイトは、みんな彼のこと大好きになっていったからね。何も問題ない。

ユキ いやー、本当に、みてて。セカアカだとなんにでもなれるんだなって。実感して。

古賀 うん。最近、そのオブジェのこととか、もうみんな忘れているんじゃないかな。笑

ユキ でも、本当になんでも、やりたいことをやっていい場所ですね。

古賀 急に全然違うことを始めても、応援するし。本人がやりたいんならね、いいんだよ。

笑う花 Cクラスの「 横顔 」さんとかも。最初は、食堂をしようとしてた人が歌ってて。

古賀 そう。今や、シンガーソングライターの「 横顔 」になっちゃったね。みんなで、写真撮影とか、デザインとか協力して、CDも作っちゃって。
最初の頃、曲できないって言っていたけど、無理矢理、無茶振りして、期限を決めてライヴをやってもらったんだ。でも、そこの、無理からでも第一歩を踏み出してもらうっていうのは、すごくすごく大事なことで。
そういうのは、壁があって進めない感じの人には、言ってますね。
だって、それで結果、一歩踏み出しちゃうと、みんな「 良い 」「 素敵 」「 わー、もっとやれ 」とか。反応もらえるからね。それが大事なんだ。
結果、「 横顔 」さんも、そこから、たくさんライヴに誘われるようになったので。
で、その最初のきっかけのことをみんな見事にすぐ忘れちゃうんだけどさ、「 最初からやってた顔 」をすぐし出すんだけどさ。
おいおい、ちゃんと覚えていてよ、かなりいろいろ考えて気を配ってこっちは言ってるんだよ、って私は、思ってるんだけどね。笑

一同 ( 爆笑 )

※シンガーソングライターの「 横顔 」さんの初ライヴ。「 ライヴイヴェントを、同じクラスの人たちで企画してあげてよ。どうせならクラスの文化祭みたいにしてみんなで色々やっちゃえば? 」の校長アドバイスで、展示したり、マーケットしたり、ワークショップしたりと、盛りだくさんのイヴェントになった。



海ドリ Bクラスの、台湾飲み物屋の「 小雨堂 」さんとかにも感じます。

たび たしかに。もう、いろんなイヴェントに、出店でひっぱりだこになっちゃったけど。

古賀 「 小雨堂 」さんも、最初は絵本を作りたいって言ってたね。

海ドリ それがもう、タピオカタピオカで。笑

古賀 タピオカさんになっちゃった? 笑

海ドリ でも、台湾関係でなんか・・・そう、色々なことを「 小雨堂 」さんにやってほしいってみんなの要望でなっていって。全然最初はそんな感じではなかったけど、どんどん、なっていって。

古賀 そう、台湾のこととかも「 なんか好きなんですよね 」ってくらいのことだったんだけどもね。でも、もう、ぐいっとつかんだから。

海ドリ そうすごい急に。

古賀 そうだね。クラスメイトは、最初から、つぶさに変遷を見てるから、おもしろいよね。えっ、そんな急激にそうなっちゃうのか、って。
最初の面談で、私に好きなことを聞かれてさ。まあしいて言えば「 台湾が好きなんですよね 」、ってたまたま言っただけかもしんないのがさ。
「 小雨堂 」さんも、何カ月経っても、しかしなかなかお茶会をやんないのを、私が業を煮やしてね。「 いいから、まずは鴨川で、クラスメイト3人がお客さんでいいんで、台湾お茶会をやるんだよ。来月中、絶対ね 」って。また無茶振り。笑
茶器も持ってるわけじゃなかったから。別に、安いのでいいから、いい感じのを買って、って言って。
でも、そこがすべての始まりなんだ。
やっぱりね、なんか本人が求められてて、自分も「 ああ、これ楽しいな 」っていうのが見つかるのが一番いいですよね。
だって、自分がいくらやりたいやりたいって言っていても、周りが「 ふーん 」って、全然反応してくれなかったとしたら、続かないんだろうし。
セカアカで、求められて。自分も楽しくなってきて、続いてくのが一番いいね。

※「 小雨堂 」さんが、台湾茶をいれているところ。あっという間に、どんどんイヴェントに誘われるようになった。そうなると、「 ティー・スタンド 」のお店・実店舗をやりたい ! などの夢も膨らんでくるのです。おもしろい方へおもしろい方へ、人生が、みるみる変わっていきます。




セカアカに、自分の居場所がいっぱいある


古賀 じゃあ、「 笑う花 」さんの昔のシェアハウスメイトが「 セカアカ3期の入学考えているんだけど・・・ 」って相談してきたら、どう?

笑う花 実はですね、いるんですよ。実際に。結構いて。
でも「 なんかやりたいことが決まっている人たちが行くところでしょ? 」 っていう感じに思ってるみたいで・・・。

古賀 ああー。でもそれは、さっきから言ってる通りでね。1期も2期も、そう思っている人が多かった。

笑う花 それに関しては、ほんと、さっき言っていた通りだと思うんですけど。

古賀 別に、やりたいことが、明確に決まってなくても、なんの問題もないよ。もちろん、明確に決まってるのなら、それはそれで、作戦たてやすくはあるけどね。

笑う花 そう。セカアカの中で何をやるかは、入ってみてみんな引っぱり出されて、変わっていったりもすると思うんですけど。でも日常の仕事がしんどいっていう人がいて。例えば、やりたいことへのモチベーションも、1年間は続かないかもしれない・・・っていうのが。

古賀 なるほど。まあ・・・しんどいことも多いよね。世の中ね。

笑う花 でも、それは、セカアカは週1回あるからっていうので。いい方にとらえると。私がセカアカで感じたみたいに、仕事だとか家族だとかの悩みで「 う~ 」ってなってたとしても、毎週行けば、こういう仲間のいる居場所があるっていうのが、だいぶ心の中の拠り所の存在として。癒しというか、大きいんじゃないかなって思います。

古賀 だから君は毎週休まずに来ていたの?笑 いやでもなんか、本当、「 鬱屈とした1週間だったけど、やっと明日はセカアカだ ! 」みたいなツイートしてくれる人も、1期も2期も、すごく多かったから。
セカアカには、そういう役割もあるのかなあと思って。
ここで、癒されてエネルギー注入して。次の1週間もいくぜ!みたいなね。

ユキ そう、仕事の量とかは変わっていないのに、たぶんセカアカで、自分の居場所がいっぱいあるっていう嬉しさでなんか励まされる。やるぞ、って。

※2期生のAクラスで、イヴェントをした時の様子。こちらも飲食あり、ライヴあり、ワークショップあり、マーケットあり・・・と。多様な才能が、そもそも集まっているので、クラス単位でもなんでもできる。1つのクラスでも充実するのがセカアカ・マジック !



古賀 たしかにね。お家と、それに付随する友達関係と、職場の往復だけだと・・・よく最近「 サード・プレイス 」とかいうけどさ、もうひとつ全然違う癒される場所があると、日々が違うんでしょうね。
ある講師の先生が、最初の授業の後にね。「 ここは生徒のみんなの、世の中からのシェルターにもなってるんだな。みんないい顔してるよ。古賀さん、よく作ってあげたね 」と褒めてくださったりしたんだ。

笑う花 みんな、いろんな生活があって。でも、毎週末、セカアカで会えるのを楽しみにしてて。

古賀 うん。いやー、いい話になってきたね。超うれしい。

※Cクラスで、イヴェントをした時の集合写真。みんな、はじけたいい顔しています。いつも見に行く側だった「 自分たちが今度はプレイヤーになる 」。これは、最高におもしろいことなんです。授業の前後などに、何度も集まってミーティングしていて、それも楽しそうでした。



海ドリ セカアカの後半の時期なんかは、もう、毎日みんなに会いたくて仕方なかったもん。前半は緊張していた。本当に。

古賀 あなたは特に緊張していたでしょう。毎回手が震えてたね。

海ドリ みんなに会いたくてしかたない。変わった。

古賀 離れたくないから、いつまでもいつまでもバス停までもついてくる事件ね。笑

海ドリ 事件なんかい!って。笑 もう名残惜しくて。

古賀 一番名残惜しい感出していたもんね。セカアカ大好きでしょ? 俺よく思うもん。「 海ドリ 」さんの心情ってどんな感じなんだろうって。

海ドリ 心情? 笑

古賀 君たちのBクラスさ、わりとみんな優しい感じの・・・癒し系のクラスって呼んでいただけあるけど。ふわっと、本当に優しい、かわいくておもしろい感じの女の子たちがたくさんいてさ。そういうメンバーと、もう、「 海ドリ 」さんとか、学生の頃の青春が戻ってきた感じなんだろうなって。顔がいっつもほころんでたよ、君。笑

海ドリ いつも言いますもん。Bクラスでよかったなって。いつも思っちゃう。ニヤニヤしちゃう。

※A・Bクラス合同で、年末の忘年鍋会の様子。人数が結構いるし賑やかになるので、近くの場所を貸し切ってしまいます。野菜は、農業をしているセカアカ生から買ったりします。こういう機会もたくさんあって、他クラスの人たちとも話して、交流を深めていきます。



古賀 でも、それは、たぶん、他のクラスの人もそうなんだよね。

海ドリ そう。それぞれで、「 このクラスでよかった 」って本当に思えてるのが不思議です。クラスの印象は、AもBもCもDも、全然違うんだけど。

一同 うん。うん。

古賀 そうなんだよね。別にクラスの選別に関しては、なにも、一切、操作とかしていないんだけど。不思議なんだよね。

海ドリ でもそれぞれが、それぞれ自分のクラスのことを、すごく良い ! と、思っている。

古賀 なんか、本当、1期の時に感じたんですけど。2期もそうだけど、各クラスごとに全然カラーが違って。でもみんな自分のクラスがいいと思っているんだから、「 ああ、別になんにもしなくても、たぶん、そうなるんだ 」って。
だから面談の時に「 Bクラスと、Dクラスで迷っているんです 」とか言われても、「 好きな方で。どっちでも大丈夫だと思いますよ 」って言うのよ。
それは無責任ではなくて、本当にそう思って言っているんですよね。
どう転んでも、セカアカは、不思議なマジックがあって。なぜかクラス分けはうまいことなってしまう。

※2期生の謝恩会にて。ドレスコードは「 白 」。生徒で企画します。こういう機会でも、予算の配分とか、場所の交渉、スケジューリングや、進行や、役割分担や、連絡の仕方、などなど・・・イヴェントの企画・制作を実地で学ぶのです。




やりたい気持ちがあるなら全く否定しない


古賀 じゃあ、「 ユキヤナギ 」さんの職場の同僚が・・・「 ちょっと私、なにをやりたいかはわからないけれど、新しいことを始めてみたくて。なんかそういう学校通っているんでしょ? 私どうだろう? 」と言ってきたら?

ユキ 私、応募が一番最後で。締め切りの日の、最後の3時間前くらいでメールをした人間で。ずっと迷っていて。

古賀 最後の駆け込みで。

ユキ ずーっと迷っていて。面談も最後で。ずっと迷っていた中でなにを迷っていたのかというと、仕事が異動したばっかりで。異動したことで落ち着いたんですけど。それで続けられるかっていうのがかなり不安で。
週1回そこに行って、自分の生活もあるし、逆に負担になるんじゃないかな、とか。
結構、セカアカでは、すごいことするんじゃないかな、しんどくないかな、とか思っていて。
でも、入ってみてわかったのは、別に1年間ずっと走り続けておかないといけないわけじゃなくて、本当、なにがやりたいかわからない時期は、他の人を手伝って。それで見つかることもすごくあったりして。

古賀 別にね。休みたかったら、無理しなくてもね・・・なんか周りの人が楽しそうにしているから、自分も一緒に手伝ってるだけで楽しいっていうのもあるし。そして、それは、実は、休んでるっていうことにはならないんだよな。

ユキ そういう時間が意外と後になってから大事だったりする。

古賀 うんうん。それと、実は、あなたからもらった mail 覚えてるよ。「 駆け込み、すみません。もうこれが最後のチャンスだと思うと、居ても立っても居られなくなって御連絡しました 」って mail。なんか、ひしひしと、感じるものあったよ。
そこで、思いきって。君は、人生を、飛んだんだよね。

※いい顔で、キラキラしている「 ユキヤナギ商會 」。授業中は、いつも超真顔でニコリともしてなかった。「 いつも真剣に、全部聞きもらすまいとしていたから 」と、言ってた。そういうギャップもおもしろい人。



古賀 ・・・そう、ずっと、毎週、やりたいことに、全力でひたむきに向き合う場だとしたら、それはそれで、なかなか疲れるよね。だって働きながら通ってる人が多いから、普段の仕事もあるのだし。

ユキ うん、校長が、そういう風に思っててくださる寛容さが、またよかったです。

古賀 なるほど。外部では意外と、スパルタっぽく思っている人、多いのかもね。たった1年で、ほぼゼロから始めたのに活躍している卒業生が多いから・・・そう思われちゃうのかな。でも、セカアカは、スパルタっていうのでは全然ないよね。笑

ユキ やりたい人はガンガンやったらいいし。ゆっくりやりたい人は、ゆっくりやったらいいし。どっちも良いんだよという、ペースは各自にゆだねてくださる感じで。

古賀 やりたいことがあってセカアカに入ったけど、途中で「 これでいいんだろうか? 」って迷い始めたような人もいたりするけど。別に迷っている時間は迷っている時間で大事だったりするし。なにも結論を急がなくてもいいのだし。

ユキ みんなやりたいことが、急に変わったりしても「 いいよ~ 」って感じだし。

※洋服を1点1点手作りで、徳島で制作しているお母さんの服のブランドの「 広報 」を手伝うことを。
セカアカでの1年間の通う目的にした、大学生のしおんちゃん。最後には、京都で展示会をすることもでき、セカアカ生も撮影のモデルしたり、みんなお客さんになって買いに来てくれました。



古賀 ほんと、さっき名前出てたみたいに。「 小雨堂 」さんとか、タイシローくんとかは、最初やりたいと言っていたことと。全然違う方向に行ったんだもんね。そういう人、他にもいるけど。なにも問題ない。

海ドリ 「 小雨堂 」さんは途中からお茶会のイメージしかなかった。絵本のことやりたかったんだ、っていうのは、もう完全に忘れてました。

ユキ きょう、ここに来る前に、授業ノートを読み返してたら、最初の自己紹介の時の走り書きがあって、「 絵本 」って書いてた。

海ドリ 書いてた!

ユキ そうそう。何月までに絵本を出版~って。

たび SNSにも、まだたぶん「 絵本リスペクト 」って書いてはると思います。

古賀 うん、それはまたいつやってもいいことだし。いつかやるのかも・・・って、自分で思って、その日を楽しみにしてればいいんだよ。

たび 「 小雨堂 」さんは、フリーペーパーに書いてあるイラストもすごく可愛いし。

古賀 絵が好きっていうこともね、別の形で活きてきたりするから、だって「 笑う花 」さんも、絵描くの好きだしね。

海ドリ うん。「 笑う花 」ちゃんも授業の時の、詩も、おもしろかったよね。なんか覚えている。

笑う花 私の詩ですか。

ユキ うん、あれ、すごくよかった。

古賀 セカアカのテーマのひとつにパラレル・キャリアもあるけどさ。なにかやりたいこと、例えば「 笑う花 」さんならマッサージで生活費は、今のとこ、がんばって稼ごうっていうことなんだけど。
でも、別に絵本とかも好きだし、いつか出してみたいっていう、それも大事にしていればいいし。
それをスッパリ切って、「 いやあなたはマッサージなんだよ。マッサージをやれよ 」っていうことは誰も、決して言わないから。笑
まあ絵本も作ればいいんじゃない? って。だから本人が、やりたい気持ちがあるなら全く否定しないもんね。
やればいいんだよ。マッサージ師で絵本作家でもあるとか・・・すっごい素敵じゃん。

※修学旅行の「 山形ビエンナーレ 」。 ナカムラクニオ先生の作品空間「 7次元 」では、課外授業で、セカアカ生にワークショップを特別にしていただいた。 みんなで、1点ものの古書のブックカバーを制作。 完成後、すぐ そのまま、そこで販売されるという面白さ。旅先でも、とても貴重な体験をさせていただきました。




大結論は「 人生が楽しくなる ! 」


古賀 きょうは、セカアカの知られざる本質にせまる、いい話いっぱいできた気がするな。入る前は、みんな色々考えてすごい不安なんだな、ってこともわかったけど。
まあ、でも、きょうみんなが言ってくれたみたいに。だいたいは、いらない心配かもね。
そうだ。私は、SNSに、みんなの写真を、よくあげてるでしょう?
写真から発している何かがあると思っているんだよね。もう、ああいう、ものすごいいいヴァイヴスの場所なんだよ、って。みんなこんないい顔になるんだよ、って。
そういう、言語化できない何かも、セカアカ以外の人たちにも伝わっていけばいいなあって。
うん、きょうのお話は、これくらいでしょうかね。
さて、3期生、どんな人が来るかねえ?

ユキ もうすっごい楽しいよ、みたいな。

海ドリ うん。楽しいよって。プライベート楽しくなるよ、としか言いようがないな。

古賀 プライベート? プライベートってなに? 芸能人かいな。

ユキ 笑。いや、人生が楽しくなるよって。

古賀 そう。人生が楽しくなるよね。

海ドリ うん、訂正します。笑 人生がすべて楽しくなります。

たび イキイキします。

※ナカムラクニオ先生の授業の後、天気もいいし気持ちがいい気候だから、「 みんなで鴨川でビールでも飲もう 」と、鴨川へ。そういうのが、京都に学校がある良さでもある。「 海ドリハンコ店 」さんが、三線と唄を披露し、皆で盛り上がる。



ユキ なんか文字や言葉にすると、うさんくさいって思われちゃうかもしれないけど、本当に、人生楽しくなる。

海ドリ 言ってた。友達に話している時も。なんかうまいこと言えないんだけど・・・ほんとに、めっちゃ楽しくなるんだよって。今もそうだけど、聞かれたら、「 人生楽しくなるよ 」って、ばっかり言ってるから。笑

古賀 ああ。他にこういう学校はないと思うから、例えたりとか、比較ができない、ってよく言われます。しかし、こういう話すると、楽しいから遊んでばっかりいるんじゃないか・・・って思う方もいそうですが。セカアカはすごい学校だから、楽しみながら「 勉強になる 」ことを、めちゃくちゃ考えてやってるのでね。
ちょっと、いろいろ、想像を超えてると思います。
うーん、「 学び 」とか「 勉強 」って。「 我慢してやるもの 」だと、そもそも日本の社会では刷り込まれているので。セカアカのみんなが、目を輝かせて、楽しそうに学んでいるのは、理解できない人もいるんだろうなあ。写真だけ見てると、あまりにも楽しそうだから、遊んでいるようにしか見えないですもんね。笑

ユキ 哲学学校でもあるかも。

※山フーズ先生と、山の日に、山登り。みんなで山登りして、楽しく、一気に、親睦も深まっていきます。



古賀 講師の、SHOWKO 先生がね「 セカアカの取り組みは世界の最先端だと思う 」と、おっしゃってて。実は、僕もそう思ってるんだ。
だって、「 世界中の学び 」と「 働き方 」を、僕は、昔も今もむちゃくちゃ研究した上で、実は、セカアカをやってるのだからね。全然「 MIT 」( Massachusetts Institute of Technology )とかにも、内容も革新性も、負けてないと思うけどね。・・・って、脱線したけども。
そうそう、「 人生楽しくなるよ 」とかさ、「 いつも笑顔であふれているよ 」とかさ。笑 でも、これが、実際そうなんだもんね。他に言いようがないしなあ。。。
みんなが、セカアカで、未来に希望をもって楽しそうになったのが、よかったなって思いますよ。本当に。それに尽きるかな。
だって、うちの学校は1年間のプログラムって決まっているけどさ、人生はこの後もいっぱいあるからね。やっぱり、1年間の、その後が大事だなと思っているので。

一同 はい。

古賀 きょうの4人は、やっぱりおもしろい話ができて良かったなあ。
でも、例えば、同じくセカアカ2期生だとさ、今や雑誌に載りまくってる人気店になっちゃった「 おやつaoi 」ちゃんとかさ、神戸で立派な学習塾をオープンさせて塾長になった橋本くんとか、ビルボードOSAKA でライヴしちゃうトイタユーリさんとか・・・そういうメンバーで対談してもらってもそれはそれでおもしろかったと思うんだけど。先輩の1期生にも、どんどん凄い活躍してる人もいるからね。
でも、その場合「 こういう凄い人たちばっかりの学校なんだ・・・私には敷居が高いな。。。 」って思う人もいるかもな、とかね。
でも、ほんと、いろんな人がいるのが、セカアカの良さだから。
もし「 私にはたいして何にもない 」と思ってても、実は何かあるっていうね。それを、セカアカで発見してもらうのもおもしろい、って私は思います。
勿論、「 有名になって雑誌に載りまくりたい 」とか、「 デザインの、超プロになりたい 」・・・って気持ちの人にも、ぜひ、来てもらいたいし。

たび うーん、またおもしろそうな人たちが、来そうですね。

古賀 うん。また、2期生と次の3期生でも、そのうちコラボしよう。
でも君たちは、一生の仲間とか、やりたいことに近付ける方法とか、ポジティヴなイメージとか、1年間で、今後すごく役立ちそうな武器をここでつかめて、試せたのがよかったよね。
正直、最初に言ってたみんなの夢、1期も2期もほとんどの人がみんな叶っちゃってて。
そして、そう、きょうの、大結論「 セカアカで人生が楽しくなる ! 」

海ドリ うん、楽しくなる !

一同 ( 笑 )

古賀 いいね、楽しいのが一番だよ。世の中の人もみんな、しあわせになるために、楽しくなるために、一生懸命働いたり、努力してるんだもんね。
やっぱり、僕は、生徒のみんなが羨ましいな。
セカアカで、人生が楽しくなる、か。すばらしい !
いや、きょうは、良い話ができて非常に嬉しかったです。忙しい中集まってくれて、ありがとうね。

一同 ありがとうございました !






※世界文庫アカデミー第 3 期生の、受講申し込み受付けは、2019 年 10 月 2 日(水)〜 2020 年 1 月 13 日(月)。
開講日( 最初の授業日 )は、2020 年 1 月 25 日(土)、26 日(日)となります。
お申し込みの手順は、右の「 学校紹介 」のところを読んでくださいね。


photo : おーらい( セカアカ第2期生 ) 文字起こし協力 : ハクジツム( セカアカ第2期生 )