本屋さんの友達。細江さん。
きょうも新しい1日。
昨年の11月、自分の生まれ育った街、滋賀県の彦根で、2日間出演する、トークイヴェントを企画してくださった。
そのイヴェントのおかげで、いまの滋賀や、彦根の街をおもしろくしようとしている若いひとたちに、たくさん出会えて、自分の生まれ育った街のことが、また、すきになった。
そのイヴェントの中心メンバーのひとり、細江弘人さん。
いろいろ世話役のようなことをしてくれて、本屋さんで、旅人で、明るい。
車で、街の、新しいいろんな場所に連れてってくれて、すぐに打ち解けて、ふたりで、いろんな話をした。
同い歳で、大人になって初めて出会ったのだけど、学生の時に会ってたら、絶対、つるんでただろうな、ってくらい。おもしろいひと。
バックパッカーで、ひとりでいろんな国に行ってて、その話をきくのが、すごく楽しかった。
「 ひとりで、知らない国でさ、寂しくなかったの? 」
「 全然、楽しかったですよ 」
それで、僕らは、すぐに友達になった。
関西の新刊本屋さん業界では、頑張ってて、実は、偉い立場のひとらしい。
同い歳だし。なんかわからないけどすごいね、って言うと、「 いやいや僕は、家の本屋をただ継いでるだけですから」って、いつも謙遜してた。
同じ本屋さんでも、「 世界文庫 」とは、全然違うスタイルなんだけど、古賀のことを、すごくおもしろがってくれていた。
ちょっと、なにか一緒に本のイヴェントしましょうよ、ってよく言い合ってて、また、彦根にも呼んでくれるようにいろいろ動いてくれていた。
よく mail もやりとりしていて。
2週間前も、近々、会いましょうという mailを。
facebook の彼の投稿をみてると、なんだか最近、とても疲れてそうだなと思っていたから、楽しい話でもしようかい、と思っていたのだ。
◯
そんな、細江さんが昨日、亡くなったという。
よくわからない、とはこのことだ。
まいったな、全然、整理つかないな。
◯
けど・・・どうも有り難う。
細江さん。一緒にできなかったけど、おもしろがってくれそうなことをやるよ。
僕が、つまらないことをしようとしている時や、何かに流されようとしている時は、天国から、どうか、力を貸してください。
( 昨年のトークイヴェントの時、左端で進行役をしてくれてた細江さんと )