きょうも新しい1日。
NYから一時帰国しているという友達。
あさ、mail が届いていて、「 古賀さんの文章読んでたら、会いたくなったから、きょう会ってくれるなら( 東京から )京都行きます 」と。
一時帰国していることも初耳だし、だいたい、NYに行くことも、急に決めてたし。
いつも、とうとつで、台風みたいなひとだなあ・・・と、思いながら。
まあ、でも、ひさしぶりに会えるのうれしいので、京都でお花見でもしよう、という話に。
台風は、新幹線で会いに来てくれました。
鴨川で寝っ転がって、星を見たり。
京都の地元のひとしか、なかなか行かないようなところを案内しながら、桜を見ながら、いろんな話をする。
京都・東京・NY とワールドワイドに、話ができるのが、とてもうれしい。
しっかり、「 日本という国のこれから 」をみつめて、冷静に思考できていて、行動できているひと。おもしろい。
国際人として、数年後、活躍する姿、目に浮かぶようです。
タクシーお見送りしてから。ビールを買って、また、ひとり、散歩しながら、夜桜見物。
今年は、何回、お花見できるかな。
たくさんできたら、いいな。
◯
感受性の塊のような、アーティスト質のひとは。
受けとりすぎたり、受けとめすぎたり、敏感すぎたりして、生きること自体に、支障が出やすい。
だからか。
こころの中、誰も踏みこめない場所がある。
なんらかの理由があり。もしくは理由はなくても、
自分が、その聖域に、入らないとならない時は。
理解を超えた理解 を感じれるよう、目を閉じて。耳をすます。
雑音はいらない。
そのひとの、ほんとの音だけをつかみたい。
無心に。覚悟する。
きょうも新しい1日。
Twitter のタイムライン。
サニーデイ・サービスの、きのうの、渋谷公会堂のライヴがすごく良かった、という話題で盛り上がっている。
行けなかったので、読んで、行ったつもりになってみる。
サニーデイ・サービスは、自分にとって、最もたいせつな、青春のバンドのひとつ。
◯
最近は、少し、ご無沙汰しているけれど。
以前、サニーデイの曽我部恵一さんに、よくご依頼いただいて、CDジャケットや、ポスターや、本のデザイン等のしごとをしていた。
他にも、イヴェントをしたり、対談したり、審査員をしたり、トークショーをしたり。
友達になったので、世田谷や下北沢で、しょっちゅう、事務所や、レコード屋で話したり、珈琲を飲みに行ったりしていた。
曽我部さんのライヴも、何度も、観に行ったり。
沖縄に、2人で、離島旅したりしたのも、いい思い出。
会話の中心は、ほぼ、音楽の話か、映画や芸術の話か、くだらない冗談か。
その中にきらりと光る印象的な言葉があって、いまだに、ずっと覚えている。
曽我部さんの言葉が、自分の中に、いくつかある。
詩のように降ってくる。
会わなくても、いつも気になっているひと。
◯
時計の針を、もう少し、戻して。
それより以前。
当時、お付き合いしていた恋人は、音楽がすごくすきなひとで。
いろんないいバンドや音楽を知ってて、いろいろなことを教えてくれた。
そんな彼女の言う、世界で一番すきなバンドは、「 サニーデイ・サービス 」なんだった。
でも、そのバンドは、2000年に、一度、解散していて。( 後に、2008年に再結成する )
もう、観れないのか、ライヴ観たいね、なんて、ことあるごとに話していた。
恋人の部屋では、サニーデイのアルバムも、よく流れていた。
「 じゃあ、そんなあなたの一番すきなバンドの、一番すきなアルバムは何なんですか? 」
などと聞いて、困らせたりするのがすきだった。
さんざん悩んで、「 うーん。全部すきだけど、やっぱり、Sunny Day Service かな・・・」
などと言っていた。
牛のジャケットが印象的な、4枚目の、バンド名を掲げた、セルフタイトルアルバム。「 Sunny Day Service 」。
自分は、くるり っていうバンドの、CDジャケットのデザインのしごとを、何作か続けて制作した後で、当時、CDジャケットのデザインの世界で、少しずつですが、デザイン誌やいろんなメディアにも取り上げられたりして、世間にも、知られるようになってきていた時期だった。
「 サニーデイ 」のジャケットのデザインもやってみたかったなぁ・・・などと、よく話していた。
彼女が一番すきなアルバム「 Sunny Day Service 」も。あれは、ほんとうは、自分がデザインしたかったのに・・・などと、大人げない、無茶苦茶なことも言っていた。
古賀さんのデザインだったら、きっと、もっといいんだろうなぁ、って、やさしく言ってくれるようなひとだった。
いろんなことがあって、その恋人とは、離れることになった。
◯
また、時計の針を、少し、進めて。
2008年に、『 RENDEZVOUS BOX ランデヴー・ボックス 』という、曽我部さんの、いろんな名義でのバンドとソロ活動を、2枚のアルバムと、1枚のDVD、1枚のドーナツ盤とで、コンパイルした、豪奢な仕様の、BOX セットが出ることになった。
その、すべてのアートディレクションとデザインを、古賀に、というお話を、曽我部さんから、いただいた。
その中に入っているCDアルバムの1枚は。
曽我部さんが、ひとりで、サニーデイのいままでのアルバムを、同じ曲順に、再演した内容を、アルバムにするという人気のシリーズのひとつで。
あの、牛のジャケット、「 Sunny Day Service 」のアルバムを、セルフカバーしたアルバム。
「 Sunny Day Service コンサート 」なんだった。
あのアルバムの、双子のような、アルバムが出るのだ。
そして、それを、自分が、デザインできることになったのだった。
そのお話をいただいた時。
しずかに、ゆっくり目を閉じて。
息がとまりそうだった。
◯
いつも、真摯に、しごとをしていると、自分で、思っているけれど。
古賀はおおげさだなあ、と思われるかもしれないけど。
音楽のしごとは。
自分が、思春期に聴いてた音楽に影響されすぎているせいもあって。( 音楽が友達だと思っていたので )
いつもノイローゼになりそうなくらい考えて。
考えて。
ほんとに、命懸けでやってたりする。
気持ちは。
たいせつな音楽は。
聴いてくれる、そのひとたちの、生活や、思い出や、一生の、大事な、テーマソングや、BGMになったりするからだ。
◯
また、春が来て、サニーデイが聴きたくなる。
一年中聴いているのだけど。春はとくに。
予想もしないようなことが、ときどき起こる。
人生は、おもしろいな、って思う。
( 画像は、『 RENDEZVOUS BOX 』の外箱のデザインと、CDとは別のデザインにした限定アナログ盤の『 Sunny Day Service コンサート 』のデザイン。風景の写真も古賀が撮りました )
学生の時から、プロで絵のしごとを始めていたので。
世界文庫の、古賀鈴鳴も21周年。
まわりに、そういうひとはいなかったので自分なりのやり方で、“ 闘う ”しかなかった。
世界のみなさま、こんにちは。
世界文庫です。
4月のオープン日の、スケジュールを更新致しました。
サイト右上の「 今月の営業日 」の項目からお確かめになって下さいね。
世界中のいろいろな場所からのお越しを、
こころより、お待ちしておりますね。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」で、4/4(土)に行われる、原田郁子さん × 古賀鈴鳴のトークショー( ご予約受付け、3/29の夜までだそうです )の予習のため・・・というのもありますが。
ふつうに、いつも、買っているので、クラムボンの5年ぶりのフルアルバム「 triology 」を買いに、発売日にCDショップへ。
これは、一聴して、クラムボン史上、いままでで最高傑作じゃないのかな、って思いました。
アルバムとして、あれが好き、とか、これが好きとか、は、置いといて。
ポップミュージックとしての純度・輝きが。自分は、そう感じました。
トークショーの時に、そんなことも、細かくお聞きしてみようかな、と考えています。
◯
きょうは、なんか、ほかにも、CDをいっぱい、しかも、全部新譜を。
いまの、“ あたらしいうた ”ばっかり、聴きたい気分だったので、大人買いしてきました。
気になっていたのを。
Homecomings、tricot、白波多カミン、安藤明子、くるりのDVD・・・なんか図らずも京都ゆかりのミュージシャンのばかりが多かったです。
全部で15枚。
4月は、引き蘢って、ご依頼いただいているしごとと、自分の制作物に集中しようと思っていて、そのお供になる音を。
あと、音楽を創ってるひとも、音楽のしごとに関わってるひとも、多くのひとが、口を揃えたように、「 CD売れない時代なんで・・・ 」と弱々しく、苦々しく、言いますが、それなら、まず、あなたが、空いてる時間に、死ぬほどバイトでもして、自分のお金で、CDいっぱい買ってから言え よ、と、私は思ったりもしていたりします。
身銭をちゃんときって、いっぱい聴いて、素敵な音楽をクリエイトしてください ! 盛り上げてください ! と。
そんな、反動もあって、いま創っているひとたちの、CDいっぱい買いたい ! って、いつも思ってしまいます。
次回作も、ちゃんと創ってくれるように、応援したい !
◯
それはさておきまして。
上に書きましたように、書店の「 世界文庫 」は、4月、思いっきり休みがちになりますが、そんなわけでご了承ください。
もし、行けたら、何処かに、ふらりと、少し、旅でもできたらいいな。
毎度、好き勝手やっていて、すみません。。。
【 古賀鈴鳴 お仕事情報 】
装釘・ブックデザインを手がけさせていただきました。
『異分野融合、実践と思想のあいだ。』
「 京都大学学際融合教育研究推進センター 」の活動紹介の本です。
◯
書店流通しない、非売品。
全国の研究機関・研究者・大学の方たちに主に、配られます。
「 もらってうれしい本をつくる 」をコンセプトテーマに、造本・装釘を考えました。
背の部分は、以前からやってみたかった、綴糸が見える仕様。
フォントも、オリジナルで作成。
字間・行間のヴァリエーションを、何10種類も作り、検証しました。
シンプルでミニマルなデザインほど、粗も出やすいので、古賀の場合は、ひたすら、検証に検証を重ねます。
内容が、こんにち的な、おもしろいテーマですので、最初から、「 こむずかしそう・・・ 」とは、絶対に思われたくなく、POP且つ、軽くなりすぎない、設計にしました。
◯
なにより、京都大学に通いながら、先生や編集の方たちと、さまざまなお話をしたことが楽しく、ためになりました。
どのような分野でも、つきつめて考えている者であれば、かならず、共通の問題や、ポイントがあり、お話ができます。
まるで違う分野でも、使う単語は違っても、根幹は同じですので、話がすぐに理解できるのです。
例えば、自分なら、現代の日本の、または京都の、または地域の、デザインの諸事情・諸問題( 全体論ではなく、自分とっての視点での問題 )提起ができ、それが、さまざまな事象とリンクしてきます。
本屋さんの、出版の、問題でもいいのです。どのような分野とも、リンクさせることが可能です。つきつめて、研究し、考えていれば・・・ですが。
『 異分野融合 』、素敵なワード。テーマです。
また、別プロジェクトでも、先生たちと、「 知 」や「 学問 」のお話、お聞きしてみたいですし、してみたいなと思っているのです。
「 haco. 」× 「 世界文庫 」のイヴェント続報です !
◎トークショー : 原田郁子( クラムボン ) × 古賀鈴鳴 ( 世界文庫 )
※要予約制となります。
◎food 出店 : LONG TRACK FOODS、Thumb and cakes、千茜 … and more
が決定 !
お申し込み方法等の、詳細は、後日!
◎4/4(土) & 4/5 (日) の「 くいしんぼうの2日間 」。
◯
原田郁子さんと、世界文庫の古賀鈴鳴の出会いは、クラムボンデビューの頃だから、20年前 !
そういえば、郁子さんが、MCのラジオ番組にゲストで出たりしたこともありました。
当日は、クラムボンの 20年を、生き証人(笑)の古賀が掘りさげてみたり、
できれば・・・と、思っています。
◯
今回、「 haco. 」の新たなブランド、「 ロジーズ 」のお洋服の販売はもとより、
今季のテーマ「 グロッサリーズ・食料雑貨店 」にちなんだ、
お菓子の販売も、素敵なお店が参加してくださることになりました。
「 LONG TRACK FOODS 」さんは、鎌倉にある、スタイリストの岡尾美代子さん、馬詰佳香さん、糸山香奈さんの共同経営のお店です。
他のお店も、また、少しずつご紹介していきます。
いまから、楽しみなことばかりな春なのです。
きょうも新しい1日。
せんじつは。
京都の、お店の店主・アーティスト、などの中心メンバーから構成されている、漂着物ひろいものチーム6人で、車で、琵琶湖へ。
レイク・コーミング。
湖岸に流れ着いている、いろんなものをひろって、美を発見する。
山に行って探したりもする。
そんなことを、ときどき、集まってやっている。
作品の一部にしたり、ディスプレイ・インテリアにしたり、いろんなものに、変化する。
兎に角、好きな集い。
すごく、素敵な、遊び。
◯
センスもよく、ストイックなひとたちが集まっているのがいい。
遊ぶのなら、本気で遊びたい。
時間ももったいないしね・・・って感じでよい。
天気もよく、陽射しも、車中の音楽も、風の感じも素晴らしかった。
集中して、なにかないかな、と目をこらして、見ていると、感覚も研ぎ澄まされてくる。
だから、結構、へとへとになる。
疲れたら、みんなが探しているのを横目で見ながら、ぼけっと、みずうみや、波や、ゆうぐれや、樹を眺める。
何も考えない。
ぷかぷかと、随分、洗いざらしに表れ、漂流し、漂泊して、漂白された、白いきれいな球が、湖面、波紋の上に。
そういうものをひろって、じっと眺める。
そこで考える。
なにを考える。
「 あなたはどこから来て、どこへ行くのですか? 」
はい。
それは・・・。
詩 のような感じなのかもしれない。
自分にとっては。
◯
しぜんって、いいな、って、当然のことを、実感・体感するのも、いいんですね。
◯
「 物 」だけじゃなく、いろんなものを。
いつも、ひろって、帰っている気がします。
【 お知らせ 】
無事終了致しました、「 世界の絵本市 」ですが。
ロシア絵本「 ふぉりくろーる。」さん閉店のニュースを聞きまして。
急遽、「 ふぉりくろーる。3日間だけのフェア」というのを、
3/19(木)、
3/21(土)、
3/22(日)、
のオープン日に、開催致します !
「 世界の絵本市 」の会期中、お越しになれなかった方も。
今後、「 ふぉりくろーる。」さんの、ロシア絵本にふれられる機会も、
少なくなると思われますので。
3日間だけですが、気になる方は、足をお運びくださいね。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」日曜日、オープンしてました。
「 世界の絵本市 vol.3 」最終日でした。
大盛況で、たくさんの方に、ご来店いただけました。
途中、混みすぎてしまい、お店に入れないで、少し、外でお待ちいただいたりしたりも。
せっかくお越しいただいたのに、すみませんでした。。。
そして、本当に、有り難いことです。
来てくださった方の、twitter のコメントとかを読ませていただくと、なんだか、感動してしまいます。
「 世界の絵本市 vol.3 」、有り難うございました !
世界のみなさま、こんばんは。
世界文庫です。
3月後半のオープン日の、スケジュールを更新致しました。
サイト右上の「 今月の営業日 」の項目からお確かめになって下さいね。
ようやくあったかくなってきました。京都。
世界中のいろいろな場所からのお越しを、
こころより、お待ちしておりますね。
世界のみなさま、こんばんは。
世界文庫です。
あすのオープンは、3/15(日)13:00 – 16:30 。
「 世界の絵本市 vol.3 」最終日です !
こころよりお待ちしてますね。
あすもひきつづき、ねこにまけないようにがんばりましょう !
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」は、木曜日オープンしてました。
たくさんの方に、ご来店いただけました。
有り難いことです。
◯
初めて来ていただいた、お客さまとの会話。
「 店主さんなんですか? なんかすごいですね。かっこいい 」
「 あ、ありがとうございます 」
「 古本屋さんっぽくないというか 」
「 そうですか・・・完全に、古本屋なんですけどね。笑 」
「 さっきから、他の方とのお話聞いていたら、ここにある本は全部読んでるんですか? 」
「 はい。読んでいます。本が、好きなので。ずっと、いつも読んでいます 」
他のお客さまたちも、本を選びながら、そんな会話を聞くともなく聞いてらっしゃる、空間。
◯
本が好きな方たちに、来ていただけたら、勿論、うれしいですし。
読書ってそんなに興味がないけど、なにかおもしろい本があるのなら、読んでみたいな・・・っていう若い世代の方にも、もっと来ていただけるようになったらいいな、と、いつも、考えています。
それが古本屋さんのイメージだとするなら・・・ほんとにぼけっと、ただ、座って、夕刊でも読んでいられればいいんですけれどね。
それでは、キッズたちは、来てくれないので。
いろんな素敵な本屋さんがあるけれど。
「 世界文庫 」も、きっと、もっと、いろんなことを考えてやれるんじゃないかな、って。
そう思っています。
◯
夜中、「 世界文庫 」で、しずかに作業していて、たくさんの本たちに囲まれていると、深い森の中にいるみたいに、しんとした気持ちになります。
なかなかいいんです。
本は捲られるまでは、眠っているのか。起きているのか・・・しようもないことを考えてみたり。
元々、本というものは木だったので、木も好きです。
世界のみなさま、こんにちは。
世界文庫です。
「 世界の絵本市 vol.3 」 ものこり、あす、あさって、
3/14(土)13:30 – 17:00
3/15(日)13:00 – 16:30
のみ、となりました。
そして、なんと。
せんじつ、閉店を発表されました、
ふぉりくろーる。さんから、
再度の追加ロシア絵本が、
世界文庫に、たくさん到着しました !
最後までよろしくお願い致します !
きょうも新しい1日。
今年も、3月になりましたね。
私は、3月は、いろんなことを考えてしまいます。
◯
いや。べつに、3月だけじゃなく、何月でも、本当は、この4年間でも。
1日たりとて、思い出さなかったり、考えなかった日はないのですが。
3月11日。
4年前ですね。
◯
東京も、自分のいた場所も。大きく、揺れました。
原発。放射能のこと。日本で生きていくということ。
◯
すっかり、ごくごくかぎられたひととしか、そういった話も、しなくなりました。
それでは、いけない、と思いますし、同時に、とても、不思議に思います。
風化っていうのでしょうか。
・・・風化か。
◯
自分の目の前には、まだ生々しく、きのうのことみたいに。
もっと言えば、さっきのことみたいに、それがあります。
けれど、景色は、ただ沈黙しています。
◯
いつも、きょうも新しい1日。
って、始める。
◯
また、ゆっくりと、ゆっくりと。
思っていること。
書けたらいいな、と思います。
◯
この間、とても、こころに響いた詩。
“ 美しいものは 永遠の喜びとなる ”
◯
あらゆる瞬間に。
人生に、詩があって、ほんとによかったなと思いますし、それが、詩そのものだと。
するなら。
◯
美しいものは 永遠の喜び。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」は、土・日・月曜日オープンしてました。
全国から、本好き、絵本好きな、みなさまが、たくさんご来店くださりました。
有り難いことです。
◯
土曜日の昼間に。「 世界の絵本市 」に、毎回、参加してくれている、岩手にあるロシア絵本の専門店、ふぉりくろーる。さんから mail。
「 実は、この5月いっぱいをもちまして、お店を閉じることを決めさせていただきました。唐突なことで申し訳ありません 」と。
◯
ふぉりくろーる。の村上さんとは、「 世界の絵本市 」で、それこそ、何百通と、mail のやりとりをしてきただろう。
本屋さんの中では、きっと一番多いだろうな。
自分は、あんまり、誰にもお店の方針のことを相談したり、ほぼしないのですが。村上さんには、イヴェント、こうしようと思ってて、どう思いますか? ・・・なんて、書いたりしたことも、ときどき、あった気がします。
村上さんは、なんかこう・・・。
最初から、熱いものを感じていて、ちょっとお調子ものなとこもありそうだけれど、真っ直ぐで。東北らしさのあるすごいピュアなひとだなあと思った。やさしいし。
twitter でも、「 世界文庫で、ふぉりくろーる。さんのこんなロシア絵本買いました ! 」なんて、投稿があると。
必ず、リプライして、ひとりひとりに話かけていた。
お客さまたちとのやりとりを、ほんとに楽しんでされてるんだなあと、いつも、見ていると、うれしくなった。
◯
迷っていて、じゃなくって。
“ 決めました ”って書いてあったから、兎や角言うのはよそうと思った。
自分には、想像できないようなことも、いろいろあられるのだろうと思うから。
Blog の、閉店のごあいさつをさっき読んでいて、初めて知ったのだけど、村上さんとこは、奥さんと、お子さんが 5人もいるんだ。
偉いな。お父ちゃん、頑張ってるな。
◯
ふぉりくろーる。さんのロシア絵本に関するアーカイブが凄まじくて、ほんと、書籍化するとか、した方がよいと思う。
どこか、出版社さんどうですか?
「 世界文庫 」でも、ロシア絵本、すごく売れていますから、絶対、採算はとれます。
◯
発表されたのがきょうで、私がお聞きしたのが、一昨日で。
うまくは、まだ、自分も、整理できないのですが。
村上さん家の、新しい、よい旅立ちになるとよいなと願っております。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」は、水曜日オープンしてました。
遠方からも、たくさんのお客さまが、ご来店くださりました。
鹿児島、宮崎、福岡、熊本、と、九州から来てくださったお客さまが、何故か、多い日でした。
◯
お店に、ちょっと、ひさしぶりに来てくれた京都のアーティストの友人。
花屋さんで、お花を買ってきてくれて、「 はい 」と手渡してくれました。
お花 といっても、写真のようなもの。
「 ん。これは、食べるやつ??? 」と聞くと。
飾れるし、食べれるみたい。古賀さんっぽいやつを選んできた、と。
合いそうな花器がないので、ティーポットに飾らせていただいてパチリ。
◯
私っぽいかどうかは、さておきですね。
自分は、「 なんでもない日、万歳 ! 」ってことばが、すごく好きなんですね。
特にお祝いとか、御礼でもなく。
なんでもない、ふつうの日だけど、花屋できれいだったから、選んで買ってきた・・・っていう、そのひとの、やさしさが、なんだか、とってもうれしかったんですね。
春の、きれいな、グリーン。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」は、日曜日オープンしてました。
京都シティは、朝から、ざんざ降りでしたので、ゆっくりペースかなと思っていましたが。
大雨にもかかわらず、オープン前から、お店の前には、たくさんのお客さまが、傘をさして、待っていてくださりました。
急いで、オープンです。
◯
それでも、閉店ちかくには、落ち着いて、いろんなお話などもでき、ゆったりと時間を過ごせました。
旅立っていった本たちのことや、お客さまたちとお話したことなど、考えつつ。
閉店後に、お茶で一服します。
◯
さっき観た映画を反芻するような、余韻にひたるような。時間。
たとえるなら、「 世界文庫 」っていう、映画を観たあと・・・みたいな感じなのです。
◯
それもまた、楽しい時なのです。
速報!
4/4(土)、4/5(日)。
雑誌「 haco. 」さんと、世界文庫で、コラボイヴェント再び!
今回は、新ブランド「ロジーズ」の春のテーマ「グロッサリー(食料雑貨店)」に、ちなんだ、
くいしんぼうな企画です!
詳細は、随時お知しらせいたします。
お楽しみに !
きょうも新しい1日。
ほんじつは、「 世界文庫 」古賀は、出張でした。
イラストレーションの学校が神戸にあって、イラストレーター志望の方たちに、講義をしに。
年に、平均して、3〜4回くらいとかですが、もう、かれこれ、10年くらい通っています。
◯
きょうは、海の近くまで歩いて、外で、クロッキーの授業でした。
( 課題を出すのが好きじゃないので、なるべく宿題を出さなくてすむような授業にしています )
クロッキーといっても、なるべく、通常の“ クロッキー概念 ”からはずれた、変な方向に描いてくれるように、そもそも、いろんな設定を考えたり、いろんな技を使ったり、します。
自分が、あみだした、いろんな手法の中のいくつかをレクチャーしたりします。
そうすると、新鮮なのか、時間いっぱい、だれることなく、黙々と、みんな画面に向かって、真剣に、夢中になって描いてくれます。
そういう姿を見ている時が、楽しいです。
夢中を見ていると。自分も、ああ、こうしちゃいられない、早く帰って、絵を描きたい・・・とか思ったりしてきて。笑。
そういう感じがいいんですね。
上手いとか、へたとか・・・そういうのは超えたところで、真剣に、没入し、黙々と描いている姿が。
ほんとに美しいな、って思います。